アパレル販売員、幼稚園バスの先生、学童の先生——介護とは無縁のキャリアから、CILひかりに飛び込んで21年。出産・子育てで2度離れながらも、そのたびに戻ってきた安藤美幸さんに、仕事のリアルを聞きました。未経験からのスタート、壁の乗り越え方、続けられる理由。きれいごとだけではない「正直な声」をお届けします。
自己紹介
CILに出会い、働いて21年ほど経ちました。気付けば40代半ばになりました。21年の間に、出産や子育てで2回は辞めていますが、やっぱりCILに戻ってくる私。それは私にとってCILは大切な事を教えてくれる職場だからです。今でも子育て中ですが、働きやすい職場に感謝している日々です。
Q.入社前はどんな仕事をしていましたか?
アパレル関係(販売員)・幼稚園バスの先生・学童の先生です。
応募したきっかけ
私が物心ついた頃から母が介護の仕事をしていて、興味が元々ありました。ここの求人を見つけて、高齢介護なのか障害介護なのかも分からない状態で電話しました。
Q.応募前にどんな不安がありましたか?
知識や経験などのスキルが全くなかったので、自分に出来るかなという不安がありました。
入社直後、研修のリアル
- 研修、同行期間はどうでしたか?
私が入社した当時は研修で「CILとはこういうもの」といった事を学ぶ研修を行っていました。当時は人数が少なく2、3日しか無かったですが、今は人も増えてきて研修内容も充実していると思います。研修はあって良かったなと思います。
Q.「あ、失敗したかも」「これ自分には無理かも」と感じた瞬間はありましたか?
利用者さんを車に乗せて移動していた時、利用者さんが「降りたい」と言ってきたのですが、そこは駐車違反になる場所でした。そこに車を停めて降ろすことができないと話をした時に、なんで降ろせないのか理由を説明し理解していただけるまでのコミュニケーションに苦労しました。結果的に近くの駐車場に停めて解決することができました。自分の言葉で傷つけてしまうんではないだろうか、と不安になったりする事がありました。
Q. 初めてひとりで訪問した日のことを教えてください。
先輩ヘルパーと同行していたので、いきなり一人で訪問して始まった訳ではありません。その同行でしっかり利用者さんと馴染めていたので、初めてひとりで訪問した日は不安はなく、新たなスタートという気持ちで楽しみでした。
楽しかった事・やりがい
Q.利用者さんとの楽しかった思い出を教えてください。
当事者スタッフ(利用者)の韓国出張が良い思い出です。障害者が発表をする世界大会があって、そこに日本・鹿児島として参加させていただきました。その海外でいろんな経験が楽しかったです。車いすの展示会なども同時にあって、「こんな車椅子あるんだ!?」などの発見もあって、体験型だったのですごく楽しかったです。
もう一つ印象に残っているのは、利用者さんが傘を忘れてしまった時のことです。話をする中で、雨に濡れる経験をしたことがない利用者さんで、「雨に濡れてみようかな」となり、雨に濡れながら一緒に歌を歌いながら帰りました。その時本人が「雨の中帰ってみて良かった〜」って話されていたので、私も「良かったな」と思ったいい思い出です。
Q.続けられている理由は何ですか?
利用者さんにとって楽しみな挑戦とか不安の挑戦、利用者さんと同じ気持ちになって、結果がどう出ようが共感できる。共感に繋がる事が私にとって楽しいからです。日々成長。成長に終わりはない、今でも日々発見があります。「こんな発想があるんだ」なども含め、色んな場面で発見が楽しめている。楽しむことが続けられている理由です。
日常業務の正直なところ
Q.正直、仕事中にきついと感じる場面はどんな時ですか?
体力面は自信があるほうだったのですが、利用者さんとお出かけでずっと動きっぱなし、歩きっぱなしの時がきつかったです。あと、同じ姿勢が続く介助が少しキツイですね。
Q.利用者さんとうまくいかなかった、難しいと感じた経験はありますか?
コミュニケーションがうまく取れない時です。障害のことで質問されたときに、自分が経験してない時の受け答えがつまづく、悩むことがありました。
Q.それはどうやって乗り越えましたか?
利用者さんに「休憩しませんか」と話しかけて休憩を一緒にしたりしました。体力面については、利用者さんに直接話して、背中を延ばさせてもらったり、体勢をかえさせてもらったり、介助方法を変えさせてもらったりしています。
Q.その時、誰かに相談しましたか?
基本的に私はその原因と対策をしっかりと利用者さんと話し合って解決出来てきました。よほどの内容はCN(コーディネーター)に相談して一緒に考えて解決してきました。
Q.同じ壁にぶつかっている新人がいたら、どんな言葉をかけますか?
「利用者さんに伝えて休憩をもらうようにしたらいいよ」って言います。予定が分かっていれば、前もってしっかり寝て睡眠と栄養をしっかりとっていたら元気に動けるよ♪って伝えます。あと、「とりあえず利用者さんに他のやり方を相談する。それでも解決できないときはCNに相談できるよ」って伝えたいです。
CILひかりで得られた経験
Q.今までの派遣先で、これってすごくいい経験になったなということはありましたか?
出張などで他のCILの人の話を聞けたりした事です。普通では経験できないことを経験させてもらえました。ここに入社していなかったら、障害者との交流がなかった人生だった可能性がありました。ここに勤めることで知らない世界観を知ることが出来ました。
応募を迷っている人へ
Q.「こんな人に向いている仕事だと思う」と感じるのはどんな人ですか?
利用者さんに寄り添って共感できる人は向いていると思います。楽しむ気持ちを忘れない人。
Q.逆に「こういう人には正直きついかも」と思う場面はありますか?
人のせいにする、自分のせいにする人。解決策を考えないで物事を乗り切ろうとする人には難しいかもしれません。
Q.これから応募しようか迷っている人へ、メッセージをお願いします。
スキルがある人、ない人。コミュ力がある人、無い人。は関係ありません。介助という仕事に興味が少しでもあるなら踏み込んでくるべきです。入社してからスキルも経験も、コミュ力もついてきます。CILひかりでは、人間の温かい気持ちに触れ合うことができる仕事なので踏み込んで来てください。入ってから、研修もしっかりしているので、学ぶこともいっぱいあります。



