重度訪問介護の面接で聞かれることと、準備のポイント

重度訪問介護の面接で聞かれることと、準備のポイント

応募ボタンの前で手が止まっていませんか。面接で何を聞かれるのか、志望動機は立派でないといけないのか。鹿児島で重度訪問介護を行うCILひかりが、面接で実際に見ていることを正直にお伝えします。

面接で見られているのは、介護の知識ではありません

応募フォームまで進んだのに、送信ボタンを押せずにいる。そんな方は少なくありません。理由を聞くと、多くの場合こう返ってきます。「面接で何を聞かれるか分からない」「介護のことを何も知らないのに、志望理由を説明できる気がしない」。

先に結論をお伝えします。CILひかりの面接で見ているのは、介護の知識ではありません。

応募資格は普通免許のみ。無資格・未経験で入っています

CILひかりの応募資格は、普通自動車免許のみです。介護の資格は必要ありません。実際に、飲食業や小売業、事務職など、まったく別の仕事から転職してきたスタッフが働いています。

重度訪問介護の仕事に必要な資格(重度訪問介護従業者養成研修)は、法人負担で取得できます。応募の時点で持っている必要はありません。資格の全体像については、重度訪問介護の資格についての記事で詳しくご紹介しています。

知識は、入職後の研修で身につけます

CILひかりでは、入職後に約2週間の新人研修を行っています。座学と実技のほか、障害のある当事者から直接話を聞く時間、車椅子で実際に外出する体験、腰を痛めないための体の使い方(ボディメカニクス)などを学びます。

そのあとは、先輩スタッフが利用者さんのお宅へ同行する研修があります。いきなり一人で現場に立つことはありません。ですから、面接の時点で介護の知識を持っている必要はないのです。

では、何を見ているのか

知識ではないとすれば、何を見ているのか。正直にお伝えします。

面接で確かめている3つのこと

1.利用者さんの意思を尊重できるか
よかれと思って自分で決めてしまうのではなく、その方がどうしたいかを聞ける姿勢があるか。

2.1対1で深く関わる働き方を望んでいるか
CILひかりは1日1名担当制です。一人の方とじっくり向き合う仕事に、関心を持てるか。

3.長く続けていく意思があるか
短期間で辞めることを前提にしていないか。利用者さんの生活を支える仕事だからです。

いずれも、経験の有無とは関係のないことです。介護未経験の方にも、等しく開かれています。仕事の内容そのものについては、仕事内容のページをご覧ください。


実際によく聞かれること

とはいえ、何も分からないまま面接に臨むのは落ち着かないと思います。よくお聞きする質問と、その質問で何を確かめているのかをご紹介します。

あらかじめお伝えしておくと、この記事に模範解答は書きません。答え方を覚えて臨んでも、入ってから「思っていた仕事と違った」となるだけだからです。質問の意図をお伝えしますので、ご自身の言葉で考えていただければと思います。

なぜ、介護の仕事を選んだのか

多くの場合、お聞きする質問です。ただし、これは志望動機の完成度を測る質問ではありません。この仕事に対して、どんなイメージを持っているかを知るための質問です。

イメージと実際が大きくずれていれば、入職後にギャップが生まれます。それを面接の段階ですり合わせておきたい。それだけの意図です。

重度訪問介護という働き方を、どう理解しているか

重度訪問介護は、高齢者向けの訪問介護とは制度も内容も異なります。利用者さんのご自宅で長時間を過ごし、その方の生活そのものに関わる仕事です。

この違いをどう捉えているかをお聞きします。正確に説明できなくても問題ありません。「調べてみたけれど、まだよく分からない部分がある」でも構いません。分からないことを分からないと言える方のほうが、現場では信頼されます。

夜勤や休日について、希望はあるか

働き方の条件を確認する質問です。夜勤に入れるかどうか、月にどのくらいの休みが必要か。ここは遠慮せずに希望をお伝えください。

無理な条件で合わせてしまうと、続かなくなります。夜勤について詳しく知りたい方は、重度訪問介護の夜勤についての記事もあわせてご覧ください。

体力面・健康面について

体を使う仕事ですから、持病や体の状態についてお聞きすることがあります。これは選別のための質問ではなく、どういう配置なら無理なく働けるかを考えるための質問です。

腰に不安がある、といったことも含めて、事前に共有しておいたほうがお互いのためになります。


志望動機は、立派でなくていい

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。

「人の役に立ちたい」で構いません

志望動機を考えるとき、多くの方が「もっと深い理由がないといけない」と悩まれます。「人の役に立ちたい」では薄いのではないか、と。

そんなことはありません。むしろ、そこが出発点であることのほうが自然です。介護の仕事を長く続けているスタッフに理由を聞いても、最初のきっかけはささやかなものだったという人がほとんどです。

家族の介護をした経験から。求人を見て気になったから。安定した仕事に就きたかったから。どれも、面接で言っていただいて構いません。

ただし、正直であることは大切です

取り繕った理由は、聞いていると分かります。そして、無理に合わせて入職すると、自分の本当の動機と日々の仕事が噛み合わず、あとから苦しくなりやすいものです。

ですから、飾らずに話していただくのがいちばんです。迷ったら、そのまま「迷っています」と言っていただいても構いません。

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ポイント:面接は、うまく話せた人が受かる場ではありません。正直に話した人と、こちらが正直に応えた結果、お互いに納得できるかどうかの場です。

評価されにくい答え方は、あります

ここは正直にお伝えします。合否を分けるというより、この仕事の性質上、そこが合わないと入ってから苦しくなるという意味で受け取っていただければと思います。

ひとつは、給与や条件だけが理由になっている場合です。待遇を確認していただくのは当然のことで、それ自体はまったく問題ありません。ただ、それ以外に何も関心が向いていないとすると、日々の仕事に意味を見出しにくくなります。

もうひとつは、利用者さんの意思よりも自分の判断を優先してしまう考え方です。「こうしたほうがこの人のためだ」という善意は、ときに相手の選択を奪います。重度訪問介護は、その方が決めた暮らしを実現するための仕事です。ここは譲れない部分としてお伝えしています。

そしてもうひとつ、相手の自立を支えるのではなく、お互いに頼り合う関係になってしまうこと。距離が近い仕事だからこそ、ここは意識しておく必要があります。

実際に働いているスタッフがどんな思いで仕事をしているかは、スタッフインタビューでご覧いただけます。


こちらから聞いてほしいこと

面接というと、質問される場だと思われがちです。CILひかりでは、そうは考えていません。

面接は、お互いを確かめる場です

CILひかりは自立生活センターとして、「自己選択・自己決定」という考え方を大切にしています。自分の人生を、自分で選び、決める。これは利用者さんについての話ですが、働く人にも同じことが言えるはずです。

ですから、面接ではぜひこちらにも質問してください。納得しないまま入職しても、お互いにとって良い結果になりません。

聞いておいたほうがいいこと

特に、次のような点は事前に確認しておくことをおすすめします。

夜勤に月どのくらい入ることになるのか。どんな利用者さんを担当する可能性があるのか。研修はどう進むのか。慣れるまでどのくらいの期間、先輩と一緒に入れるのか。困ったときに誰に相談できるのか。

どれも、入職してから知るより、先に知っておいたほうがいいことです。

待遇の質問をしても、大丈夫です

「給与のことを聞くと、印象が悪くなるのでは」と心配される方がいます。そんなことはありません。生活がかかっているのですから、確認するのは当然のことです。

先ほど「給与だけが理由だと苦しくなる」とお伝えしましたが、それは関心が待遇にしか向いていない場合の話です。仕事の中身に関心を持ったうえで待遇も確認する。これはまったく別のことです。

CILひかりの正社員は、月給273,500円をモデルケースとしてお示ししています(2026年時点、経験や資格等により異なります)。見守りの時間も勤務時間として算入されます。詳しい条件は募集要項(正社員)に記載していますので、事前に目を通しておいていただくと、面接での質問もしやすくなります。


面接までの流れと、当日のこと

応募から面接まで

応募は、お電話(099-252-8441)またはWebのエントリーフォームから受け付けています。ご連絡をいただいたあと、担当者から面接の日程についてご相談します。

選考の詳しい流れについては、応募の際にご案内します。ご都合や勤務中のご事情がある場合も、日程はできるかぎり調整しますので、遠慮なくお申し出ください。

服装は、スーツでなくても構いません

ここで気後れして応募をやめてしまう方がいるので、はっきりお伝えしておきます。スーツをお持ちでなくても問題ありません。清潔感のある服装であれば十分です。

持ち物についても、必要なものがあれば事前にお伝えします。準備が整わないことを理由に応募をためらう必要はありません。

まず見学から、でも構いません

「応募する前に、どんな仕事なのか見てみたい」という方もいらっしゃると思います。その場合も、まずはご連絡ください。

重度訪問介護は、言葉での説明だけでは伝わりにくい仕事です。実際の様子を知ってから判断していただくほうが、お互いにとって確かです。


まとめ

CILひかりの面接で見ているのは、介護の知識ではありません。利用者さんの意思を尊重できるか、1対1で深く関わる働き方に関心を持てるか。この2つが中心です。

志望動機は、立派である必要はありません。「人の役に立ちたい」で構いませんし、迷っているならそう話していただいて構いません。取り繕うより、正直に話していただくほうが、お互いにとって良い結果になります。

そして、面接は質問される場ではなく、お互いを確かめる場です。聞きたいことは遠慮なく聞いてください。待遇のことも含めて、納得したうえで決めていただければと思います。

Q. 介護未経験でも面接を受けられますか?

A. はい。CILひかりの応募資格は普通自動車免許のみで、介護の資格や経験は必要ありません。飲食業や小売業など、別の業種から転職してきたスタッフが実際に働いています。必要な資格は法人負担で取得でき、入職後は約2週間の新人研修と同行研修があります。

Q. 志望動機がうまく言えるか不安です。

A. 志望動機の完成度で判断することはありません。「人の役に立ちたい」「求人を見て気になった」といった内容で構いません。うまく話すことより、正直にお話しいただくことのほうを大切にしています。迷っている段階であれば、そのままお伝えいただいて問題ありません。

Q. 面接で必ず聞かれることはありますか?

A. 面接の内容は方によって異なりますが、介護の仕事に関心を持ったきっかけや、夜勤・休日についてのご希望はお聞きすることが多いです。いずれも働き方をすり合わせるための質問で、正解を確かめるものではありません。

まずは、話を聞きに来てください。

応募を決めていなくても構いません。見学のご相談もお受けしています。お電話(099-252-8441)またはエントリーフォームからご連絡ください。

「重度障害者が"人"として自分らしく輝ける社会を創造する」

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